【記録】3連動型地震の可能性。。。
2011年 08月 03日
【記録】
厚生労働省は3日、東京電力福島第1原発の作業員の被ばく線量を管理する
ため、国が新設するデータベース(DB)に載せる項目や、長期的な健康管理の
在り方について、検討会がまとめた方針を公表した。年明けの運用が想定される
DBは作業員本人が内容を照会できる仕組みとし、離職後も健康相談ができる
窓口の設置、一定量以上の被ばくをした作業員の健康診断の定期実施などが
盛り込まれた。DBに蓄積する情報は▽氏名や住所、所属会社▽被ばく線量や
作業内容▽健康診断・検査情報▽健康相談や保健指導の情報▽生活習慣
−−の5項目。照会窓口は都道府県に最低1カ所は設け、対象者に登録証を
交付する。厚労省によると、事故処理に従事した作業員はこれまでに約1万
6000人。健康診断の対象となる作業員の被ばく線量の基準は明記していないが、
厚労省は「がんなど重大な疾病の発生が懸念される」線量として100ミリ
シーベルト超の被ばくを想定。その場合、生涯にわたって、がんなどの検査や
健康診断を自己負担なしで実施する方針だ。作業員の在職中の健康管理は、
所属する会社が原則行う。離職者向けに健康相談ができる窓口を各地に設け、
長期的にデータが反映される仕組みづくりを目指す。検討会は、放射線などが
専門の医師らで構成。9月にも報告書をまとめ、国はDBのシステム開発を急ぐ。
疫学研究でデータを活用する場合も想定し、本人同意を得るなど今後、条件を
定める。(毎日新聞)
宮城県は3日、東日本大震災の被災者向けの仮設住宅について、
県内分の全戸完成が9月中旬になるとの見通しを明らかにした。
国と県は当初、全仮設住宅の完成目標を8月中旬としていたが、
1か月遅れとなる。県は必要とする約2万2000戸のうち残り計525戸を、
石巻市と気仙沼市、女川町に8月5~12日に着工する。建設には
約1か月間かかる。津波被害が広域にわたった石巻市で、一部用地の確保が
難航して着工が遅れるなどしたという。(読売新聞)
東日本大震災規模とされる平安時代の貞観(じょうがん)地震(869年)や
関東直下型地震、東海・東南海・南海地震の3連動とみられる仁和(にんな)
地震など9世紀に起きた地震が、阪神大震災(平成7年)以降の地震の状況と
酷似していることが、産業技術総合研究所の寒川(さんがわ)旭(あきら)
・招聘(しょうへい)研究員(地震考古学)の分析でわかった。近い将来に
首都圏直下型や3連動型地震が起きる可能性が高いとの見解を示し、
「千年に一度の巨大地震の世紀になるかもしれない」と警鐘を鳴らす。
寒川氏は、古代以降の文献史料とともに、各地の遺跡で発掘された地割れや
液状化現象による噴砂などの地震痕跡を調査。9世紀前半に関東北部や
東北などでマグニチュード(M)7前後の地震が相次いだ後、貞観地震が
発生していることを確認した。貞観地震は当時の歴史書「日本三代実録」に、
「海は猛(たけ)り吼(ほ)え、津波が怒濤(どとう)のように多賀城下に押し寄せ、
千人がおぼれ死んだ」と記述。当時の海岸から約5キロ内陸の多賀城跡
(宮城県多賀城市)周辺では道路が寸断された跡が見つかり、仙台市などでは
津波で運ばれた堆積物もあった。878年には関東南部でM7以上の直下型地震が
発生。887年の仁和地震では、日本三代実録に「都(京都)の建物は倒壊し、
圧死する者多数。海岸には海潮(津波)が押し寄せ、無数の人がおぼれ死んだ。
大阪湾岸も津波被害が甚大だった」と記録。東海から四国にかけて甚大な被害が
あったという。寒川氏の分析によると、最近数十年間に秋田などで死者100人以上を
出した日本海中部地震(昭和58年、M7・7)や阪神大震災(M7・3)、
新潟県中越沖地震(平成19年、M6・8)など各地でM7前後の地震があり、
その後東日本大震災が発生した点が、平安時代の状況と共通していると指摘した。
首都圏直下型地震や東海・東南海・南海地震について寒川氏は、いずれも
フィリピン海プレートの影響下にあり関連が深く、過去の首都圏直下型や仁和地震に
匹敵する3連動型地震が発生する可能性が高いとした。
また、6月30日に長野県中部で起きた震度5強の地震は、千年あまり活動がなかった
牛伏寺(ごふくじ)断層付近で発生。7月5日にも和歌山県北部で震度5強の地震が
あったことからも日本列島が活動期にあることが改めて浮き彫りになった。
一方、古代以降、M8・2程度の元禄関東地震(1703年)や3連動型の宝永地震
(1707年)があった「18世紀初め」、安政東海地震(1854年)や、高さ9メートルの
津波が襲ったという翌日の安政南海地震、死者1万人といわれる安政江戸地震
(1855年)が起きた「幕末」にも巨大地震が集中したが、三陸沖では東日本大震災に
匹敵する地震はなかった。寒川氏は「東日本大震災では『想定外』という言葉が
しばしば使われたが、文献史料には過去の巨大地震が詳しく記されており、
決して想定外ではない」と話した。古村孝志・東大地震研究所教授(地震学)の話
「これまで、江戸時代以前のデータは不確かさがあるということで防災対策などでも
あまり注目されなかったが、今回を教訓に文献史料などを見直さないといけない。
東日本大震災後の余震は以前より落ち着いてきたが、陸のプレート深部はまだ
動いており、バランスをとるために再び大地震が発生する可能性が高く、
対策が急がれる」(産経新聞)
浜岡原発でも津波の分析が行われているようだが…
相次ぐトラブルや防災訓練のマンネリ化などでも
問題が山積みらしい。旦那様がよく出掛ける浜岡。。。
どうか事故がないように事前に分析、行動してほしい。
3連動型地震が起こるようなことがあれば。。。と
考えてしまう。どうか、大きな地震がこれ以上おきませんように。