【記録】義援金で割れる南相馬市。。。
2011年 08月 07日
【記録】
東日本大震災で原発事故や津波被害を受けた福島県南相馬市で、7月末に
始まった義援金の第2次配分をめぐり、住民間の不和が深刻化している。
原因は、原発事故の避難区域外である「原発から30キロ圏外」の世帯にも
義援金が配分されたことだ。避難区域の住民らは「本当に困っている人への
配分が減る悪平等だ」と主張。一方、30キロ圏外の住民は「原発被害は線引き
できず、平等が望ましい」と訴える。どちらにも“理”があるだけに、事態は深刻だ。
南相馬市は7月30日、国と県の義援金の第2次配分(約160億円・配分方法は
自治体判断)の概要を発表した。警戒区域・計画的避難区域・特定避難勧
奨地点・自宅全壊の世帯は1人当たり30万円(各項目は重複せず)
▽住家半壊の世帯は同25万円▽緊急時避難準備区域の世帯は同22万円
▽これ以外の世帯は同20万円−などとなった。
30キロ圏外に自宅があり、かつ自宅が損壊していない世帯には、1人当たり
20万円が配分されることになる。20万円という額は、周辺の自治体の同条件での
配分額が2万円だったり、配分なしだったりするのに比べ“破格”とも言える額だ。
南相馬市の担当者は「原発事故当初、南相馬は全市で避難を行った経緯がある。
このため30キロ圏外の住民を義援金の対象外としたり、大きく差をつけたり
することはできない」と説明する。(産経新聞)
福島第1原発事故で、東京電力は7日、高濃度の放射能汚染水処理システムが
同日午前8時5分すぎに運転を停止したと発表した。1~3号機原子炉への注水は
浄化済みの水で続けている。フランス・アレバ社の除染装置で、放射性物質を
沈殿させる薬液の注入ポンプが止まったのが原因。ポンプは計4台あり、
4日にも別の1台が止まるトラブルがあった。放射性物質の薬液沈殿処理は
2回繰り返して行っており、上流側と下流側にそれぞれ、通常運転用の薬液
ポンプ1台と予備機1台がある。4日午後7時前に下流側で通常運転の1台が
止まり、予備機も起動しないトラブルが発生。同8時半ごろ再起動できたが、
原因が不明だった。今回は上流側で同じトラブルが再発しており、東電は
慎重に調べている。これに先立ち、米キュリオン社の第1セシウム吸着装置でも
7日午前7時5分ごろにポンプ1台が停止しており、東電は併せて原因を調べている。
(時事通信)
福島第1原発事故で放射性物質に汚染された農地を除染する実験の一環
として、県は5日、放射性物質を吸収するとされるヒマワリを飯舘村で刈り取った
県農業総合センターの職員らが、畑一面に咲いたヒマワリのうち約500本を
慎重に採取。1週間程度で吸収効果の結果が出るという。同センター作物
園芸部の平山孝・主任研究員(43)は「ヒマワリの吸収効果はまだよく分かって
いない。処分方法も研究しなければいけない」と話した。(毎日新聞)
義援金の問題は、南相馬だけじゃなさそうな気もするけれど…。
線引きをするのは難しそう。。。平等にっていうのは考え方も
あるだろうしな。。。全市民で仕方ないだろうなっ。
向日葵。。。吸収効果、あってほしいけれど処分方法も早く
見つけて対処してほしいなぁ~。。。