【記録】放射能検査と除染作業の開始
2011年 08月 08日
【記録】
東日本大震災の被災者が住む仮設住宅の建設が岩手県内では8月中旬にも
完了するが、現時点で計約1万4000戸のうちの約1割にあたる1400戸程度が
空き室となる見通しだ。交通の便の悪さなどを理由に入居が低迷した場所があり、
民間借り上げ住宅に流れたことなどが原因。自治体の中には、応援職員の
宿泊施設などで有効活用を模索する動きもあるが、災害救助法で被災者の
利用に限定していることが壁になっている。県は国に対し、柔軟な活用が
できるよう求める要望書を提出した。岩手県は、沿岸を中心に13市町村で
建設を計画し、8月12日頃に1万3983戸すべてが完成する予定。これを受け、
各市町村は原則、8月いっぱいで全避難所を閉鎖したいとしている。(読売新聞)
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、福島県南相馬市が、
警戒区域を除いた市内全域で実施する放射性物質の除染作業が8日、
同市鹿島区の市立鹿島小学校などで本格的に始まった。
市内全域の除染は、原発から20キロ以遠の緊急時避難準備区域の解除に
向け、放射線量を下げるのが狙い。小中学校や幼稚園では、校庭の表土を
削ったり、校舎の壁や屋上を高圧洗浄機を使って洗い流したりする作業を
計画している。鹿島小学校では、この日午前8時から市内の建設業者が
重機3台を使って校庭の表土を約5センチ削り取る作業を開始。削った土は、
校庭に掘った穴に埋める。同市は、当面の除染にかかる費用9億6000万円を
今年度補正予算に組み込み、8~9月を強化月間としている。公立の小中学校と
幼稚園、保育園、児童館など、9月末までに警戒区域を除く市内35施設で
順次実施する予定。(読売新聞)
天皇、皇后両陛下は8日午前、東日本大震災による避難者を見舞うため、
東京都板橋区の都営成増団地を訪問された。東京都は被災者を都営住宅の
空き部屋に無償で受け入れており、成増団地では宮城、福島両県から
避難してきた95人が入居している。両陛下は団地の集会所で避難者28人と
懇談。「こちらの生活はどうですか」「よくご無事で」などと声を掛けて回った。
(時事通信)
原発事故後初となるコメの収穫期を前に、放射性物質の検査にあたる自治体が
戦々恐々としている。「主食のコメの安全は特に重要」として、農林水産省では
収穫の前後2段階の検査を指示しているが、野菜、魚、肉牛、稲わら……と
汚染の不安が次々と広がる中、既に検査業務はパンク寸前だ。福島県のように
食品だけで約200品目を調べなければいけない自治体もあり、各地から
「とてもコメまで手が回らない」との焦りが聞こえてくる。キュウリ、ピーマン、
サヤインゲン、サトイモ、枝豆、梨、桃、シラス、アワビ、アイナメ、イワガキ……。
福島県では事故後、野菜80品目、果物10品目、魚介類90品目、肉や卵、
原乳などの食品を検査してきた。これまでの検査回数は延べ4000回以上。
このほか土壌や水道水、牧草、焼却灰、汚泥なども調べ、検査は土日も
フル稼働だ。その上、9月からはコメ検査が加わる。まず、土壌の放射性
セシウムの濃度が高いなどとして農水省から指定された地域など県内
402地点で「予備検査」を行う。収穫後は「本検査」を行うが、予備検査で
コメ1キロ当たり同セシウムが200ベクレルを上回った市町村では
15ヘクタールにつき2か所ずつ検査しなくてはならなくなる。県内では今年、
約7万ヘクタールの水田で作付けされており、検査箇所が膨れあがる
可能性もある。(読売新聞)

福島県の海産物も農産物も土壌も水質も…どれもこれも
原発の事故のせい。。。あんなに綺麗だった福島なのに。
汚染された県になってしまった。福島で、いったい今後…
何が出来るというの?人も段々居なくなるような気がして
ならない。自分達は、今…県外に住んでいるけど、安心して
帰れる日がやってくるのだろうか?そして帰省。どうか
無事に帰れますように。今日も震度3の地震があったみたい。
と言っても、このくらいの地震は日常になっているようだけど…。