【記録】飯館村の避難開始
2011年 05月 15日
【記録】
福島県飯舘村では今日午後、計画的避難の第1陣となる10世帯が
自家用車などで村を離れた。菅野典雄村長は、村役場前に集まった
避難住民に「本当に申し訳ない。一日も早く帰れることを願っている」と。。。
福島市内のNGO団体がオーストラリアからの義援金を各家族に手渡した後、
職員が「行ってらっしゃい」と声を掛けて送り出したそう。村民の方は
「慣れない所で周りの人も変わる。健康のことも心配だ。(放射線量が)
一番強い時の空気を子供たちは吸っている。どうなるのかと思うと
原発が憎い」と。。。別の方は「生まれ育った村を離れるのは、
やっぱり残念でならない、今になって出てくれと言うが、孫たちのことを
考えると指示を出すのが遅かった」と国の対応を批判。
細野豪志首相補佐官は今日の某番組で、福島第1原発1号機で
メルトダウンが起きて燃料が原子炉圧力容器の底にたまり、
穴も開いているとみられる事態を受け、外側の格納容器に水を
入れて燃料を圧力容器ごと「冠水」させる冷却方法を断念する考えを表明。
一方、6~9カ月で1~3号機の原子炉を冷やし安定状態にするとした
東電の工程表については「スケジュールは守りたい」と維持する意向を示した。
一時帰宅する村、一方、出て行かなくてはいけない村。。。
どんどん福島県が崩れていくように思う。
1号機も3号機も、まだまだ安定していないというのに
これから梅雨も始るのに、雨は大丈夫なのか?
夏は安全に乗り越えられるのか???