【記録】3号機の汚染水流出。。。
2011年 05月 26日
【記録】
東電 武藤栄副社長は今日、福島第一原子力発電所1号機で
東日本大震災の発生翌日に、同社が冷却用の海水注入を
中断していたとされる問題で「注入中断はなく、継続していた」と発表。
21日に政府・東電統合対策室が公表した調査結果を訂正した。
同原発の吉田昌郎所長が、事態の悪化を阻止するためには
注水継続が必要と判断し、中断を見送っていたという。
統合対策室はこれまで、東電が3月12日午後7時4分に
海水の試験注入を始めた後、原子炉の「再臨界」の可能性を
懸念した官邸の意向に配慮し、同25分に独断で注入を中断
したとの調査結果を公表。しかし、公表翌日の22日には、
班目春樹・内閣府原子力安全委員長が、再臨界に関する
自分の発言内容が異なると抗議し、調査内容を訂正していた。
1号機では震災後、炉心溶融(メルトダウン)と水素爆発が
相次いで発生。海水注入の中断によって、圧力容器の損傷が
悪化した可能性が指摘されていた。
言った言わないが、ずっと続いていると思ったら今度は。。。
やっぱり入れてましたって。。。最初からきちんとした情報を
流して下さい。あまりにも遅すぎる。正確な情報を迅速に!
福島第一原発から7キロほどにある福島県浪江町・請戸地区で
津波で被害にあった人たちの慰霊祭が行われた。
祭壇からは、福島第一原発の排気塔も見える。
請戸地区ではこれまでにおよそ80人の方が亡くなっていて
原発事故後、避難指示が出されたため遺族は現地に
近づく事すら出来ずにいた。。。ご冥福をお祈り申し上げます。
ニュースで映像を見ただけで胸が痛んだ。。。
第1原発では現在、2号機と3号機に溜まった高濃度の
放射性物質を含む水を「集中廃棄物処理施設」と呼ばれる施設に
移し、建物の地下に溜めている。このうち、3号機の汚染水については
移送先が満水に近いため、25日から移送を中断していたが
移送先の建物の水位をはかったところ、25日午前11時からの
24時間で5.9センチ低下していたことが分かった。
1日でおよそ60トンの水が漏れたことになる。。。
「通路のほうに水が入っているのが確認できているので、
現時点では地下水というより、通路に流出していると(考える)。
止水工事が一部、不十分だった所からプロセス種建屋に
向かう所で(水が)漏れていると考えている」(統合本部の会見)
東京電力は「付近から採取した地下水の放射性物質の濃度に
変化はないため、漏れた水は建物内にとどまっているとみられるが、
地下に漏れ出た可能性もゼロではない」としています。仮に水が
地下に漏れていた場合、この建物が汚染水の保管先として
使えなくなるだけでなく、すでに移している3600トンあまりの汚染水を
さらに別の場所に移す必要も出てきている。
東京電力福島第1原子力発電所の事故原因などを調査するために
訪日中の国際原子力機関(IAEA)の調査団約20人が今日午前、
東海第2原発(茨城県東海村)を訪れた。原発の視察は初めて。
東海第2原発では震災発生時、最大5.4メートル(推定)の津波が
押し寄せ、非常用ディーゼル発電機の冷却用ポンプが浸水し、
3台の発電機のうち1台が停止した。このため、調査団は発電機などを視察。
日本原子力発電(原電)の地震・津波への対応状況や、
外部電源喪失などを想定した緊急時の対策について調査する方針。
調査団は今日午後に東電福島第2原発、
27日には福島第1原発を視察予定。