【記録】汚染水浄化システムの試運転。。。
2011年 06月 05日
【記録】
東電は今日、福島第1原発の原子炉建屋やタービン建屋の地下などに
たまっている汚染水を浄化するシステムの試運転を始めた。
水が漏洩(ろうえい)しないかなどを調べ、問題がないと確認されれば
今月15日にも本格稼働を開始。油分離装置と塩分除去装置に水を
入れて漏水検査を実施。さらに、除染装置に海水を入れた試運転に着手。
また、3号機の汚染水の移送先である集中廃棄物処理施設が
許容量に達し移送を中断していた問題で、東電は今日、
3号機タービン建屋地下の汚染水を建屋内の復水器に移す作業を開始。
復水器は発電に使った水蒸気を冷やし水に戻す装置。
事故後は使用されておらず、汚染水の一時的な保管場所として活用。
東電は4日に1~4号機の周辺で計測したがれきなどの放射線量を公表。
最大は3号機原子炉建屋西側で見つかったコンクリート片で、
毎時950ミリシーベルト。また、福島第1原発で作業をしていた
40代の男性2人が体調不良を訴え、病院に搬送。意識はあり、
体に放射性物質は付着しておらず、脱水症とみられる。
福島第1原発で汚染水浄化システムの試運転が始まり、
本格稼働に向けた準備は最終段階に入った。4段階の処理を経て
放射性物質の濃度を1千~1万分の1まで下げる仕組みで、
15日の本格稼働を目指す。
汚染水は原子炉を冷却するために注水した水が原子炉建屋や
タービン建屋などの地下に漏れだし発生。原子炉を冷やそうとすれば
汚染水も増えるという悪循環が続いていた。汚染水処理システムは
その悪循環を食い止めるために導入されるシステム。
汚染水を浄化して、再び原子炉に冷却水として戻す仕組みで、
東電が原子炉安定冷却のために目指す「循環注水冷却」の根幹となる。
東電によると、1日に1200トンの処理が可能で、年内に約20万トンの処理を目指す。
まだまだ安定しない東電問題。。。今日のNHKの番組でも
とりあげられていたが。。。いわきは、この先どうなる?